2年連続投手4冠の山本は昨年に続いて3票“逃す”
日本野球機構(NPB)は24日、2022年シーズンの「ベストナイン」を発表。記者投票の内訳も公表された。
有効投票数はセ・リーグが299票、パ・リーグが263票で、それぞれ最多得票はヤクルト・村上宗隆(298票)とオリックス・山本由伸(260票)。打撃3冠と投手4冠に輝いた男たちが順当に選出されたが、いずれも満票での選出とはならなかった。
セ・リーグ三塁手部門で村上の他に得票したのは、DeNAの宮﨑敏郎。その数わずか1票で、村上の得票率は99.7%だった。
一方、パ・リーグ投手部門で個人タイトルを総なめした山本の他に得票したのは、完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希(2票)と、ソフトバンク・千賀滉大(1票)。山本は昨年に続いて満票選出に「3票」足りなかった。
最も接戦だったのは、セ・リーグ外野手部門。同部門3位で滑り込み初受賞した中日・岡林勇希(141票)と、惜しくも4位で2年連続受賞を逃したヤクルト・塩見泰隆(130票)の差はわずか11票だった。
なお、外野手部門では今季打率.189の阪神・髙山俊、同.136のヤクルト・荒木貴裕、パ・リーグでも同.209の菅野剛士、同.171の福田秀平(ともにロッテ)に1票が投じられた。
受賞選手の一覧は以下の通り。
22年度ベストナイン受賞選手
<パ・リーグ>
▼ 投手
山本由伸(オ)2年連続2度目
▼ 捕手
甲斐拓也(ソ)2年ぶり3度目
▼ 一塁手
山川穂高(西)3年ぶり3度目
▼ 二塁手
浅村栄斗(楽)2年ぶり6度目
▼ 三塁手
宗佑磨(オ)2年連続2度目
▼ 遊撃手
今宮健太(ソ)5年ぶり3度目
▼ 外野手
松本剛(日)初受賞
柳田悠岐(ソ)3年連続7度目
島内宏明(楽)初受賞
▼ 指名打者
吉田正尚(オ)初受賞
(※外野手で4度)
<セ・リーグ>
▼ 投手
青柳晃洋(神)初受賞
▼ 捕手
中村悠平(ヤ)2年連続3度目
▼ 一塁手
ホセ・オスナ(ヤ)初受賞
▼ 二塁手
牧秀悟(De)初受賞
▼ 三塁手
村上宗隆(ヤ)2年連続2度目
(※一塁手でも1度)
▼ 遊撃手
中野拓夢(神)初受賞
▼ 外野手
近本光司(神)2年連続2度目
佐野恵太(De)2年ぶり2度目
岡林勇希(中)初受賞