今後もライバルと切磋琢磨「皆さんをワクワクさせたい」
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日に開催され、セ・リーグ新人王に巨人の大勢投手(23)、パ・リーグ新人王に西武の水上由伸投手(24)が選出された。
大勢は西脇工高から関西国際大を経て21年ドラフト1位で巨人に入団したルーキー。開幕からクローザーの大役を任されると、57試合に登板し防御率2.05、リーグ3位および歴代新人最多タイの37セーブを挙げる活躍を見せた。
新人王争いを巡っては、阪神の湯浅京己投手(23)も有力候補と見られていたが、有効投票数299のうち、209票を大勢が獲得し圧勝。湯浅は74票で2位だった。
壇上に上がった大勢は「今シーズンは新人王争いを阪神の湯浅くんだったり、色々な方とできて、ファンの皆さん少しワクワクさせることができた。先ほど湯浅くんと話していたんですけど、湯浅くんも抑えをやりたいみたいなので、来年は2人でセーブ王争いをして、もっともっとファンの皆さんをワクワクさせたいと思っています」とコメント。
いきなり“抑え投手”の大役を任され、「自分を信用してくださったということで嬉しかったんですけど、いざ開幕してみると本当にプレッシャーのあるポジションで、毎日緊張していました」と充実の1年目を振り返り、特に印象に残った打者を問われると、「どの球団も凄いバッターばかりでしたけど、同じリーグで同級生のヤクルトの村上くんは凄いなと思います。打席での威圧感だったりオーラを感じた」と、今季三冠王に輝いた大砲の名を挙げた。
また、チームとしての優勝への思いも口にしつつ、「37セーブ、新人記録に並ぶことができて、そういったところも評価していただいたと思います。来季は数字、防御率だったり、もっともっと自分の力でタイトルを取りたいと思います」とさらなる活躍を誓った。
▼「新人王」投票内訳
大 勢(巨)209票
湯浅京己(神)74票
長岡秀樹(ヤ)7票
髙橋宏斗(中)6票
木澤尚文(ヤ)1票
西 純矢(神)1票
平内龍太(巨)1票