ニュース 2022.11.26. 15:23

コロナ禍だからこそ重宝 ベストナイン「ユーティリティ部門」を選んでみた

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ソフトバンク・牧原大成 (C) Kyodo News

パ・リーグはソフトバンクの牧原大成


 25日に行われた「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」で、セ・パ両リーグのベストナインに輝いた面々が表彰された。その投票結果を見ると、利便性が優れるが故にポジション別で票が分散した選手もチラホラ。そこでベストナインの「ユーティリティ部門」を独断でピックアップしてみた。

 パ・リーグはソフトバンクの牧原大成だろう。登録は内野だが、今季は栗原陵矢、上林誠知の長期離脱もあり主に中堅手としてキャリアハイの120試合に出場。二塁、三塁、遊撃でもスタメン出場し、ベストナイン投票では二塁と外野部門でそれぞれ3票を獲得した。規定打席に惜しくも2打席届かなかったが、打撃面でも打率.301、6本塁打、42打点、OPS.739と大活躍。7月以降は主にクリーンアップの一角を担い、12年目にして初のオールスター出場も果たした。

 次点はオリックスのリーグ連覇&日本一に貢献した中川圭太。序盤は主に一塁と左翼を兼務し、福田周平、杉本裕太郎が二軍落ちした際などは中堅と右翼でもスタメン出場した。打撃面はリーグ5位の打率.283を記録するなど、110試合に出場し8本塁打、51打点、OPS.767の好成績。ベストナイン投票では外野部門で全体6位となる33票を獲得し、一塁部門でも1票を得た。

 パ・リーグでは他にも、二遊間と左翼をこなし、キャリア最多の113安打&21盗塁を記録した楽天の小深田大翔、長打力を買われ捕手と一塁を兼務したロッテの佐藤都志也らも、ユーティリティ部門があれば票を集めていただろう。

セ・リーグは広島の坂倉将吾


 セ・リーグは広島の坂倉将吾と阪神の大山悠輔で悩んだ結果、負担の多い捕手を兼務している坂倉を選んだ。

 坂倉はチームでただひとり全143試合に出場。途中出場も含め捕手で22試合、一塁で55試合、三塁で最多の119試合に出場し、ベストナイン投票では捕手と一塁部門でそれぞれ1票を獲得した。打撃ではすべての面でチーム上位の打率.288、16本塁打、68打点、OPS.773を記録。複数ポジションを守りながら、長打力不足の打線を牽引した。

 大山は一塁を中心に三塁、左翼、右翼の4ポジションを兼務。シーズン序盤に左ひざを痛めた影響もあり三塁での出場は7試合にとどまり、クライマックスシリーズはすべて外野手としてスタメン出場した。打撃面は好不調の波がありながらも打率.267、23本塁打、87打点、OPS.827を記録。ベストナイン投票では一塁で3位となる32票、外野部門でも1票を獲得した。

 阪神の佐藤輝明は、大山らと目まぐるしくポジションを入れ替えながら、全143試合に出場し打率.264、20本塁打、84打点、OPS.798を記録。ベストナイン投票では外野部門で9票を獲得した。広島の上本崇司は内外野をまんべんなく守り、シーズン自己最多の94試合&300打席を消化し、打率.307、2本塁打、18打点、OPS.748の好成績を残した。中日では一塁、二塁、三塁、左翼の4ポジションを兼務した阿部寿樹が打率.270、9本塁打、57打点、OPS.735をマーク。楽天の一員となる来季も、複数ポジションを守れる中距離ヒッターとして重宝されそうだ。

 メジャーリーグでは今季から、シルバースラッガー賞(打撃が優れたベストナイン)とゴールドグラブ賞にユーティリティ部門が新設された。プロ野球もメジャーに倣い、ベストナインやゴールデン・グラブ賞にユーティリティ枠を設けてもよいのではないだろうか。特に近年は、どの球団もコロナ関連による選手の入れ替えが多発している。チームに多様性を与える優れた便利屋も、年間表彰式の場にふさわしいと思う。

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