ニュース 2022.11.27. 15:37

嶺井がFA流出も…DeNAファン「ベテラン2+若手1の捕手体制はOK」と前向き

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ソフトバンク入団会見でポーズをとる嶺井博希

前半戦は嶺井中心も後半戦は併用制がメイン


 今季までDeNAに9年間在籍していた嶺井博希捕手(31)が、FA権を行使しソフトバンクへ移籍した。

 嶺井は23日に入団会見を行い、「(ソフトバンクは)対戦していてすごくいいチームだとずっと感じていた。ベイスターズにもお世話になったんですけど、今後の人生を考えたときに、色々経験して挑戦していきたいという思いが強かった」と移籍の経緯を説明。新天地には侍ジャパン常連の正捕手・甲斐がいるが「しっかり自分らしさをアピールして勝負していけたら」と定位置奪取への意欲を語った。

 DeNAにとっては主戦捕手が抜けることになる。今季の嶺井は巧みなリードで首脳陣の信頼を勝ち取り、チーム捕手最多の93試合に出場。交流戦は全18試合中17試合で先発マスクを被り、6月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)では先発・今永昇太のノーヒットノーラン達成をアシストした。

 打率は.205に終わったものの、自己最多の5本塁打&30打点をマークするなど打撃面でも活躍。6月30日の阪神戦(横浜)では劇的なサヨナラヒットを放つなど、ここ一番での勝負強さも光った。

 ただ、後半戦は打撃面で苦しみ、9月の月間打率は.103。シーズン終盤は伊藤光、戸柱恭孝との併用制となり、阪神とのクライマックスシリーズファーストステージは嶺井、伊藤、戸柱とそれぞれ1試合ずつスタメンマスクを被った。

新たにドラ1で松尾、育成で上甲を指名、一気に若返った捕手陣


 DeNAは慰留に努めたが、嶺井は今月21日に退団を発表。「9年間在籍した球団には本当に感謝しています。野球人としてここまで携わって頂いた多くの方々のおかげで、FA権を取得できたと思っています。ファンの皆さまには、結果が出ない時も応援していただき本当にありがとうございました。皆さんの後押しがなければ、ここまで野球を続けることはできなかったと思います。本当に感謝しています」とコメントした。

 ファンは「嶺井なくして今年の2位はなかった」「ハマのシーサーが観れなくなるのは寂しい」と退団を惜しむ声が大半。一方で「ベテラン2+若手1の捕手体制はバランス的にOK」「若手の台頭に期待しよう」とポジティブな声も多かった。

 実際、併用制がメインとなった今季後半戦の捕手3人体制は、伊藤(33歳)、戸柱(32歳)、嶺井(31歳)と3人とも30代。嶺井の流出以前に、いずれ訪れる世代交代に備え、若手捕手に一軍で経験を積ませる機会は必要だった。

 嶺井が移籍し、髙城俊人(29歳)は戦力外通告を受け退団。一方、今年のドラフト1位で松尾汐恩(18歳=大阪桐蔭高)、育成1位で上甲凌大(21歳=愛媛マンダリンパイレーツ)を獲得。これで上述の伊藤と戸柱に加え、山本祐大(24歳)、益子京右(21歳)、東妻純平(21歳)、育成の東出直也(19)と捕手陣は一気に若返った。

 27日には新入団選手記者発表会が行われ、期待のドラ1位・松尾は「キャッチャーとしてスピード感、積極的なプレーが魅力だと思う。そこを全面に出して頑張りたい」と自己紹介。嶺井退団は確かに痛手だが、空席となった第3捕手を巡る若手の競争がチーム力の底上げにつながることを期待したい。
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