「きつねダンス」もトップテン入り
「現代用語シリーズ」を発行している自由国民社は1日、今年最も話題となった言葉を選ぶ『現代用語の基礎知識選 ユーキャン新語・流行語大賞』を発表し、「村神様」が年間大賞を受賞した。
「村神様」は、今季プロ野球歴代2位の年間56本塁打を放ち、18年ぶりとなる三冠王も達成したヤクルト・村上宗隆選手(22)を称する新語。数々の最年少記録を塗り替えてきた村上が活躍する度に、ファンは「村神様」と若き主砲を称えた。
野球界にとっては、エンゼルス・大谷翔平選手の活躍から流行した2021年の「リアル二刀流/ショータイム」に続き2年連続の年間大賞受賞。日本プロ野球界では広島の鈴木誠也選手(現カブス)を称えた2016年の「神ってる」以来の大賞受賞となった。
今年は日本ハムの公式チアリーダー・ファイターズガールが見せるパフォーマンス「きつねダンス」もトップテン入り。また、夏の甲子園を制した仙台育英高・須江航監督が優勝インタビューで口にした「青春って、すごく密なので」というフレーズは選考委員特別賞を受賞した。
仙台育英高の受賞語について、自由国民社は「この3年間、マスク着用、ソーシャルディスタンス、大声出すな、と密の状態から球児たちを守り続けてきた監督の苦労は想像を超える。『青春は密』。コロナ禍での指導者の苦悩と球児らへの愛情の詰まったこのことばは、人々の心に温かく響いた」と特設ページにて解説した。
2022年の受賞語一覧は以下の通り。
2022年「新語・流行語大賞」
<年間大賞>
村神様
<トップテン>
キーウ
きつねダンス
国葬儀
宗教2世
知らんけど
スマホショルダー
てまえどり
Yakult(ヤクルト)1000
悪い円安
<選考委員特別賞>
青春って、すごく密なので