デグロムは5年約250億の大型契約でレンジャーズへ
ジェイコブ・デグロム投手(34)を失ったメッツ。MLB公式サイトはメッツの新たな主戦投手候補3名をリストアップし、ソフトバンクからメジャー挑戦を目指す千賀滉大投手(29)が3番目のオプションとして紹介された。
メッツはレンジャーズと5年約250億円で合意したデグロムに加え、今季チームトップタイの15勝を挙げたクリス・バシット、同12勝のタイワン・ウォーカーもFA市場へ。同サイトは現時点で、メッツの2023年の先発ローテ投手がマックス・シャーザー(今季11勝5敗、防御率2.29)、カルロス・カラスコ(同15勝7敗、防御率3.97)、デービッド・ピーターソン(同7勝5敗、防御率3.83)、タイラー・メギル(同4勝2敗、防御率5.13)、前マーリンズのエリーザ・エルナンデス(同3勝6敗、防御率6.35)の5人になると予想した。
その上で「チャンピオンを目指すチームとしては不十分」とし、新たなターゲットとして3投手をピックアップ。その一番手として挙げられたのは今季サイ・ヤング賞を獲得したジャスティン・バーランダーで「(今季は)間違いなく彼のキャリアの中で最高のシーズンであり、(タイガース時代に同僚だった)シャーザーと再会する可能性もる」と指摘。来年で40歳となる年齢面の不安はあるとしつつも、それゆえメッツが避けたい長期契約の心配はなく「バーランダー獲得の可能性は高い」と結論付けた。
二番手は直近2年で計27勝を挙げている左腕のカルロス・ロドン。「健康なときはエースのようなパフォーマンスを披露している」としたが、29歳と若く長期契約を強く希望するとみられることから、バーランダーよりも獲得する可能性は薄いとした。
そして三番手で紹介されたのが千賀。「大谷翔平以来、日本から出てくるどのプレーヤーよりも魅力的。彼はローテーション上位の能力がある」と高評価。一方で「メジャーリーグでは未知数。彼の獲得はどのチームにとってもリスクになり得る」と続け、メッツは千賀に加え、バーランダーかロドンのどちらかを獲得する可能性もゼロではないと付け加えた。