新たなヤンキースの象徴に
今季ア・リーグ新記録の62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ選手(30)が、ヤンキースと9年総額3億6000万ドル(約493億円)で再契約に合意した。MLB公式サイトをはじめ複数の現地メディアが7日(日本時間8日)に伝えている。
ジャッジは今春にヤンキースから7年総額2億1350万ドルの新契約を提示されていたが、これを断りシーズンイン。打撃二冠とア・リーグMVPに輝く圧倒的なパフォーマンスを披露し、今オフのFA市場では最大の目玉選手だった。
シーズン終了後には故郷サンフランシスコに本拠地を構えるジャイアンツとヤンキースを中心に争奪戦が繰り広げられ、9年3億6000万ドル(約493億円)で決着。
これは、19年にブライス・ハーパーがフィリーズと結んだ13年3億3000万ドルの契約を上回るメジャーFA史上最高額の契約で、年平均4000万ドル(約54億8300万円)は、メッツのマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダー(ともに4333万ドル)に次ぐ第3位。野手に限れば年額も史上最高額となった。
来季からは2014年に現役を引退したデレク・ジーター以来となるキャプテンにも就任する見込み。ヤンキースを象徴する新たなフランチャイズプレイヤーとして、活躍に期待がかかる。