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GG賞7度のレジェンドから金言
プロ野球で今季最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られる『スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞』年間大賞の表彰式が13日に都内で行われ、パ・リーグはオリックスの宗佑磨選手、セ・リーグはヤクルトの丸山和郁選手がそれぞれ初受賞した。
宗は今季130試合の出場で打率.271、5本塁打、4盗塁と、昨季を下回る成績に終わったものの、レギュラー三塁手として球団史上26年ぶりの日本一に貢献。9月19日のソフトバンク戦(京セラD大阪)では、自ら失点に絡むミスも犯したが、延長10回にサヨナラ適時打を放ち、これがサヨナラ賞の年間大賞受賞プレーとなった。
授賞式後のトークショーにゲスト出演した元プロ野球選手の井端弘和さんは、「エラーしたら次に(打球が)飛んでくるのが怖い。精神状態が悪いなかでもサヨナラ打を打てる精神的な強さがこの若さでもあるので、それをプラスに結びつけられると凄い選手になるのは間違いない」と、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
また、宗本人から「守備の心構え」を問われた井端さんは、「先を見据えた守備の練習をしておいたほうが楽になると思います」と、長い現役生活を見据えたトレーニングの重要性を説いた。
「30歳を超えてから体の変化が出てくると思うので、いまのうちに30歳を超えて体が動かなくなってきたときのイメージをして練習する。30歳になったときには35歳くらいの体をイメージして練習していくと、10年はゴールデングラブをとれるんじゃないか」
“型破り”とも言われる派手なプレーを見せる宗は現在26歳。29歳でゴールデングラブ賞を初受賞し、40歳まで第一線で活躍したレジェンドからのアドバイスは、10年後の宗を支える金言となるはずだ。