ロッテの松川虎生(左)と佐藤都志也(右)

 ロッテOBの清水直行さんに“8つのテーマ”でロッテ投手陣について語ってもらう第6回のテーマは「バッテリー」。

 今季ロッテは高卒ルーキーの松川虎生がチーム最多の70試合で先発マスクを被り、大卒3年目の佐藤都志也が63試合でスタメンマスクを被るなど、若い2人が投手陣をリードした。先発投手別では松川が石川歩、美馬学、佐々木朗希、佐藤都志也がロメロを中心にバッテリーを組んだ。チームで唯一規定投球回に到達した小島和哉が先発した時には、佐藤が12試合、松川が6試合、柿沼友哉が4試合、加藤匠馬が2試合先発マスクを被った。

 清水さんはロッテの捕手陣について「もっと競争できるんじゃないかなと思っています。松川を育てるためにも、田村、柿沼もそうですが、もう1回“試合に出続けられると思うなよ!”というくらいやってもらわないと。松川を1人前に育てるには強力な底上げ、競争が必要だと思います」と田村龍弘、柿沼友哉といった一軍経験豊富な捕手陣の奮起を促す。

 また、今季投手陣を取材していると、松川、佐藤がマスクを被ったことで新しい部分を引き出してくれたという声が多かった。

 清水さんは「ロッテのキャッチャーはインサイドにいかない。勇気を持っていっているなというときに佐藤都志也とかが、ハマったりするんですけど、そのあたりの使い方をキャッチャーはもっと勉強してほしい。インサイドが全てではないですが、そういう傾向が出てくるというのはピッチャーとしては新しい一面というんですけど、そこは松川が怖いもの知らずで配球していた部分はあったと思う。そこが今までの田村、柿沼、加藤とかとは違って怖さを知らないぶん、新しいものを引き出してもらったと感じるのかもしれない」と予想した。

 その上で清水さんは、「ある程度ピッチャーの中で、バッターを観察してこれまでの対戦を蓄積されたもので自分の中で攻め方を考えていかないといけない。そう言った部分ではキャッチャーを頼りにするのではなく、ピッチャー自身が成長していってほしいなと思いますね」と、投手陣にも配球について考えていく必要があると考えているようだ。

取材・文=岩下雄太

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