「オリックス球団に感謝」
オリックスからポスティングでレッドソックスへ移籍した吉田正尚選手(29)の入団会見が現地15日(日本時間16日)に行われた。
新天地で吉田が着用する背番号はオリックス時代と同じ「7」に決定。ネイビーのネクタイを締めたシャツの上からホームユニフォームを羽織ると、会見冒頭には自ら英語であいさつした。
ポスティング公示からわずか1日のスピード決着で、日本人野手最高額の5年総額9000万ドル(約123億5000万円)という大型契約成立に「ビックリしました」と率直な思いを口にしつつ、「一番良い評価をしていただいた」とレッドソックスを選んだ理由を説明。
今回の移籍成立に関しては「ポスティングを認めてくれたオリックス球団に感謝していますし、(代理人の)ボラスコーポレーションの方々、チャンスをいただいたボストン・レッドソックスに感謝しています。僕がやることは精一杯プレーすること。プレーでお返しできることが最善だと思います」と感謝を口にした。
敦賀気比高から青山学院大を経て2015年ドラフト1位でオリックスに入団し、NPB在籍7シーズンで通算打率.327、884安打、133本塁打、467打点、OPS.960という驚異的な成績をマーク。リーグ2連覇と球団26年ぶりとなる日本一を置き土産に、ついに夢のメジャーリーグに挑む。
自慢の打棒を武器に「オリックスではチームを勝利に導くことをテーマにやってきたので、引き続きまたボストンでもそういう活躍ができればいいなと思っています。今年オリックスで日本シリーズを獲りましたし、チームとしてはワールドチャンピオンを目指して、その一員になれるように精一杯頑張ります」と意気込みを語った。