母校訪問「元気をもらいました」
西武の平井克典投手(30)が16日、母校の愛知県一宮市立浅野小学校を訪問し、ティーボールセットを寄贈した。
平井は今季から登板数ごとに1万円、1勝ごとに2万円を寄付する社会貢献活動を開始。今季は一軍30試合に登板し6勝を挙げ、42万円分のティーボールセットを一宮市内の小学校計12校に寄贈した。
この日は母校で寄贈式が行われ、中野正康一宮市長や浅野小学校の児童約550名が出席。寄贈式後にはキャッチボールや、ティーバッティングの体験教室を開き、児童たちと交流を深めた。
平井は「児童のみなさんが本当にパワフルで僕自身元気をもらいました」と笑顔。「こどもたちの野球人口や、外で遊ぶ機会も減ってきているなかで、少しでもみんなが外で遊ぶきっかけを作ることができればと思い、今シーズンから活動を始めさせていただきました」と思いを明かした。
先発にリリーフにマルチに腕を振る右腕は、来季がプロ7年目のシーズン。「一宮市内の小学校すべてにティーボールセットを寄贈できるよう、来シーズンはさらにがんばります」と、地元への恩返しの思いも胸にさらなる活躍を誓った。