今季は初の球宴選出&ゴールドグラブ受賞
鈴木誠也外野手(28)が所属するカブスが17日(日本時間18日)、ブレーブスからFAとなっていたダンスビー・スワンソン内野手(28)と、7年総額1億7700万ドル(約242億円)で合意したとMLB公式サイトが伝えた。
スワンソンは2015年のドラフト全体1位でダイヤモンドバックス入り。2016年にブレーブスでデビューし、安定した守備力を武器に2017年から遊撃のレギュラーに定着した。打力も年々向上し、2018年から5年連続で2ケタ本塁打を記録。シーズンが短縮された2020年はOPS.809を記録し、キャリア最多の27本塁打を放った2021年は26年ぶりのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
今季はメジャー全体で二人しかいない全162試合に出場(もう一人は同僚のマット・オルソン)。打率.277、25本塁打をマークし、96打点と18盗塁はシーズン自己最多だった。攻守とも安定した働きでチームの地区5連覇に貢献。さらにオールスターメンバーに初選出され、自身初のゴールドグラブ賞にも輝いた。
今オフのFA市場では、ドジャースからフィリーズに移籍したトレー・ターナー、レッドソックスからパドレスへ移籍したザンダー・ボガーツ、ツインズからジャイアンツへ移籍したカルロス・コレアと並び、“大物遊撃4人衆”として動向が注目されていた。
新天地となるカブスは、今季74勝88敗の借金14でナ・リーグ中地区3位。地区優勝した2020年以来3年ぶりのポストシーズン進出へ、頼もしい大物が加わった。