早ければ来オフにポスティング移籍の可能性
西武の髙橋光成投手(25)が20日、契約更改交渉に臨み、7000万円アップの年俸1億8000万円+出来高でサイン。大トリで契約更改を終え、球団に将来的なメジャー挑戦の意向を伝えたことも明かした。
渡辺久信GMは「将来的にメジャーの夢があるというのは知っているし、彼にそういう意志があるのを聞いたというところです。意志を聞いただけです。いつポスティングさせるとかそういう話ではないです」と、交渉の席でのやりとりを明かした。
髙橋光成は、プロ8年目の今季26試合(175回2/3)に登板して12勝8敗、防御率2.20の好成績をマーク。個人タイトルこそなかったが、先発ローテーションの柱として、シーズンを通しチームを支えた。
渡辺GMはチームを牽引した右腕の働きを評価しつつ、「よく頑張ってるというところだと思います…が、もう一つ物足んないなと、私は感じます」とも話し、さらなる成長を求める。
「彼の場合はカードの頭でエース対決も多いですけど、ある程度の成績は残してくれていると思います。ただ大勝ちはしてない。そこまでのピッチャーになってほしいなと思っています。それだけのポテンシャル、素質はあると思うので、11、2勝だと『ん?』ていう感じ」と続けた。
今回の契約更改では“将来的なメジャー挑戦”というトピックが目立ったものの、「本人は優勝、日本一を凄く意識している。それだけ自覚も出てきていると思うし、それは素晴らしいこと。(来季も)彼が中心でまわるというのは当然のことなのでね。1年間怪我なくやってほしいなと思います」と期待を寄せた。