最年少22歳のアカデミーコーチも誕生
西武は21日、元プロ野球選手の田代将太郎氏(33)、白崎浩之氏(32)、戸川大輔氏(26)、綱島龍生氏(22)の4名が、野球スクール『ライオンズアカデミー』の新たなコーチに就任することを発表した。
白崎氏は埼玉栄高から駒澤大を経て12年ドラフト1位でDeNAに入団。22年に独立リーグ・大分で現役を引退するまで西武に在籍した経験はなく、ライオンズアカデミーでは史上初の他球団出身コーチとなった。
キャリア晩年の大分在籍時代はコーチ兼任で野球教室の運営に携わっていたこともあり、白崎氏は「そこで得た経験を存分に生かしたいと思います」と西武球団を通じてコメント。「ライオンズOBではありませんが、ライオンズアカデミーに新しい風を吹かせられたらいいなと思います!」と意気込んだ。
また、17年まで西武に在籍し、20年にヤクルトで引退した田代氏は「2年ぶりに野球に携われることになり、ありがたい気持ちでいっぱいです」と語り、今季限りで現役を引退した戸川氏は「こどもたちに負けず、僕も一生懸命がんばりたいです!」とコメント。
史上最年少の22歳でアカデミーコーチに就任した綱島氏は「こどもたちには『野球は楽しい』ということを知ってもらえるように、僕自身も楽しんでいろいろなことを伝えていこうと思います」と話した。
同球団が運営する『ライオンズアカデミー』は、小・中学生のみならず大人も対象に開校している野球スクールで、現在は埼玉県内の6拠点(所沢・大宮・狭山・朝霞・飯能・南与野)で活動中。今回コーチ就任が発表された4名のコーチは、23年1月より指導にあたるという。
各コーチのコメント全文は以下の通り。ライオンズアカデミーに関する詳細は球団公式HPまで。
▼ 田代将太郎氏
2年ぶりに野球に携われることになり、ありがたい気持ちでいっぱいです。コーチ経験はあまりないですが、他のコーチの皆さんからたくさん吸収したいと思います。
野球人口が少なくなっていることに危機感を抱いているので、関わるこどもたちに「野球は楽しい」「野球は素晴らしいスポーツだ」ということを感じてもらい、野球を続けてもらえるように取り組んでいきたいです。
もちろん僕自身が野球を楽しむ気持ちも忘れずに、生徒の皆さんと一緒に成長します!
▼ 白崎浩之氏
大分で2年間コーチとして指導や野球教室などの運営をしていたので、そこで得た経験を存分に生かしたいと思います。
小学生、中学生、さまざまな年代の生徒がいるので、一人ひとりに合った伝え方を常に考えながら取り組みたいです。
“教える”以上に、“伝える”を自分の中で心がけながらがんばっていきたいと思います。
ライオンズOBではありませんが、ライオンズアカデミーに新しい風を吹かせられたらいいなと思います!
▼ 戸川大輔氏
「楽しみ」の一言に尽きます!今まで野球ばかりやってきた人生だったので、コーチとして教えるのも、たくさんのこどもたちと関わるのも初めてで、とても新鮮な気持ちです。
野球を経験したことがある子も、そうでない子も、ライオンズアカデミーを通じて野球を楽しんでほしいなと思います。
こどもたちに負けず、僕も一生懸命がんばりたいです!
▼ 綱島龍生氏
アカデミーコーチとしてライオンズにもう一度関わることができてとてもうれしいです!
こどもたちには「野球は楽しい」ということを知ってもらえるように、僕自身も楽しんでいろいろなことを伝えていこうと思います。
ひとつアウトを取れた、まっすぐに投げられるようになった、などできることが増えて、成長していくこどもたちを近くで見られるのを楽しみにしています。