「機会を与えてくれた球団に感謝」
ヤクルトは21日、新外国人選手のキオーニ・ケラ投手(29)と2023年シーズンの契約に合意したと発表。背番号は今季まで奥川恭伸投手が背負っていた「11」に決まった。
アメリカ出身のケラは2015年にレンジャーズでメジャーデビューし、通算243登板、59ホールド、28セーブの実績を持つリリーフ右腕。
パドレスに所属していた21年シーズン途中にトミージョン手術を受け、今季はメジャー登板の機会なし。ダイヤモンドバックスとドジャースのマイナーチームでプレーし、3A級では2チーム合計16試合(15回2/3)の登板で16奪三振、15四球、防御率5.74の成績だった。
故障離脱前は平均球速152キロのストレートと、130キロ超のカーブを武器に投げ込むスタイルで、新天地となるヤクルトでは、メジャーに移籍した“不動の守護神”スコット・マクガフが抜けたブルペンを支える活躍が期待される。
ケラは「来季、スワローズの一員としてプレーする事をとても嬉しく思います。私と家族は、この機会を与えてくれた球団に深く感謝しており、コーチやチームメイトから日本の野球を学び、チームの優勝に貢献する為に全力を尽くします」と球団を通じてコメントした。