自身最多タイの37セーブをマーク
22日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では「年末大反省会SP」と題して、解説陣が今季のプロ野球界を振り返り、今季3年ぶりのAクラス入りを果たしたDeNAを総括した。
三浦大輔監督就任2年目の今季は、最下位に終わった昨季からジャンプアップし3年ぶりの2位フィニッシュ。8月には球団記録となる本拠地17連勝をするなど躍進した。解説陣は投手陣の頑張りを躍進の要因に挙げ、なかでも山﨑康晃が守護神として復活したことが大きいと述べた。
山﨑は新人最多セーブを記録した2015年から19年までDeNAの守護神として君臨していたが、20年は防御率5.68でわずか6セーブ。21年は60試合に登板し30ホールドポイントを挙げるも安定感に欠き、守護神の座は三嶋一輝に明け渡していた。
今季は三嶋の故障離脱もあり再び抑えのポジションに復帰。56登板で防御率1.33、自身最多タイの37セーブをマークするなど文句ない活躍を見せた。
平松政次氏は「今年は勝ちゲームを山﨑が締めてくれましたから、来年も同じようにやってくれるだろうと思う。今年の成績で一番は山﨑のカムバックでしょうね」と述べ、真中満氏も「過去にクローザーをやって、2年くらい落ちてそこから復活したクローザーってあんまり見てない。本当によくやったと思います。この復活は凄いと思います」と山﨑の復活がチームの躍進に繋がったと強調した。
また、山﨑が復活した要因について、大矢明彦氏は「アウトローのまっすぐで勝負できるという形がとれるようになってから良くなった。ツーシームで打たせにいっているときは、やっぱりよくなかった。その点ベンチが信用するかどうかという兼ね合いが難しかったと思うけど、中盤以降はストレートを自信持って投げられるようになった」と述べた。
来季から巨人の投手チーフコーチを務める阿波野秀幸氏は「オフの体調管理、昨年そういう情報はもらった。どちらかというとぽっちゃりしちゃうタイプなので。“痩せる”じゃなくて“絞れた”ということで良いかもしれないと思っていた」と、今季開幕前の段階で復調を予感していたことを明かした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』