3年目でタイトルを掴んだ若き安打製造機
22日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では「年末大反省会SP」と題して解説陣が今季のプロ野球界を振り返り、セ・リーグ最多安打のタイトルを獲得した中日・岡林勇希選手に言及した。
立浪和義監督の新体制で挑んだ今季の中日は、課題の貧打を解消できず最下位に沈む悔しいシーズンとなった。しかし、明るい材料はいくつかあった。野手ではプロ3年目の岡林勇希が大きく飛躍。142試合に出場し打率.291、161安打で最多安打のタイトルを獲得し、ゴールデングラブ賞にも輝いた。
真中満氏は「良い選手が出てきましたね。足も速いしディフェンスも良い選手。彼が1番を打てることで大島(洋平)を2番とか3番で使える。頼もしい核というか、良い軸ができた」と走攻守が揃った新星を評価。
さらに、野村弘樹氏は「2月の時点で(立浪監督が)『期待している』とハッキリ言っていた。心配なのは1年間戦える体力があるかどうかだったけど、8~9月でグッと打率を上げてきて最多安打までとった。これは本人の頑張り。よく期待に応えたと思う」と、数字で成長を示した岡林を称えた。
昨季まで投手コーチとして中日に在籍していた阿波野秀幸氏は、岡林のメンタル面を賞賛。「開幕前に手を大怪我した。多分無理だろうという大方の見方だったんですけど、サポーターをしてプレーし続けてここまできた。技術もそうですけど凄い精神力ですよ」と、苦境を乗り越えポジションを掴んだ岡林の奮闘ぶりを称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』