史上7人目の400セーブまで残り6
ドジャースからFAとなっていたクレイグ・キンブレル投手(34)が23日(日本時間24日)、フィリーズと1年1000万ドル(約13億3000万円)で合意したとMLB公式サイトなどが報じた。
キンブレルは2010年にブレーブスでメジャーデビュー。翌2011年から4年連続でセーブ王のタイトルを獲得した。2015年はパドレス、2016年からはレッドソックスで3年間プレー。2011年から8年連続で30セーブ超えを達成し、この間332セーブを積み上げた。
カブスへ移籍した2019年は故障に苦しみ、23試合の登板で0勝4敗13セーブ、防御率6.53の成績。シーズン30セーブ超えの記録は8年連続で途切れた。短縮シーズンとなった2020年も18試合の登板で防御率5.28と低迷。2021年は39試合で23セーブ&防御率0.49と復活の兆しを見せたが、トレードで移籍したホワイトソックスでは、24試合で1セーブ&防御率5.09の結果に終わった。
今季はドジャースで63試合に登板し、6勝7敗22セーブ、防御率3.75。シーズンを通して安定感を欠き、終盤はクローザーから外された。
ここまでの通算成績は、すべて救援で709試合に登板し41勝36敗394セーブ、防御率2.31。394セーブは現役最多で、史上7人目の400セーブ到達へ残り「6」としている。
フィリーズは今季、87勝75敗でナ・リーグ東地区3位ながら、第6シードで挑んだポストシーズンで快進撃を見せ、13年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。今オフは同じくドジャースからFAとなったトレー・ターナー内野手(29)を11年総額3億ドル(約400億円)で獲得するなど、リーグ連覇へ積極的な補強を続けている。