通算51勝を挙げたベテラン右腕
巨人から自由契約となっていた井納翔一投手(36)が27日、自身のSNSを通じて2022年シーズン限りで現役を引退することを発表した。
自身のInstagramにDeNA時代の背番号15、巨人時代の背番号21のユニフォームを収めた画像を投稿し、「今シーズンをもちまして井納翔一は、プロ野球選手としての現役生活を引退します」と引退表明。「横浜DeNAベイスターズと読売巨人軍の関係者と監督ならびにコーチの方々には、感謝しかございません。本当にありがとうございました」と関係者への感謝の思いを綴った。
井納はNTT東日本から2012年ドラフト3位でDeNAに入団し、20年シーズン終了後に巨人へFA移籍。新天地では在籍2シーズンで12試合に登板し1勝どまりと振るわず、今季終了後に戦力外通告を受けた。
巨人での2年間については、「自分の不注意もありそこから結果も出せなく2年間だけでしたが自分の野球人生にとってどこかでプラスになることがあると思うので悔いはありません」と振り返った。
プロ10シーズンでの通算成績は180試合(917回1/3)に登板し、51勝61敗、11ホールド1セーブ、防御率3.98。
戦力外通告を経て、10月8日にはSNSを通じて現役続行の意向を表明していたが、年の瀬に大きな決断を下し、第2の人生をスタートさせることになった。