竜一筋17年で通算1046安打
今季終了後に中日から自由契約となっていた平田良介選手(34)が28日、現役を引退することを表明した。
NPBでの現役続行を目指しトレーニングを続けていた平田は、自身のInstagramを更新し「皆様へ この度、平田良介は引退することを決意致しました」とプロ野球選手としてのキャリアに終止符を打ったことをファンに報告。「34歳という年齢。まだできるという自負。たくさんの葛藤がありました」と決断に至るまでの複雑な胸の内を明かした。
平田は大阪桐蔭高から05年高校生ドラフト1位でプロ入り。中日一筋17年のプロキャリアで、通算1227試合、1046安打、105本塁打、484打点をマークし、15年にベストナイン、18年にはゴールデングラブ賞も受賞した。
しかし、近年は故障離脱の影響もあって出場試合数が減少し、昨年10月には「異型狭心症」と診断されたことを公表。今季は51試合の出場で打率.200、1本塁打、10打点に終わり、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。
今後については「まだ模索中」とのことで、「これからもどんなカタチになっても、野球を通して子供たちに夢を与えていきたいですし、人の夢をサポートできる人間になりたいと思っています」と思いを綴り、「野球しかやってこなくて、不器用で、世の中の事は正直わかってはいませんが、来年からは社会人のルーキーとして、頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします」と締めくくった。