自身初の二桁勝利をマーク
昨年12月22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では「年末大反省会SP」と題して解説陣が2022年シーズンのプロ野球界を振り返り、中日の左腕・小笠原慎之介投手に言及した。
22年シーズンがプロ7年目だった小笠原は、序盤に新型コロナ感染で約1カ月離脱したものの、22試合に先発登板し防御率2.76、10勝8敗、リーグ2位の142奪三振をマーク。自身初の二桁勝利と2年連続となる規定投球回に到達した。特にシーズン最終盤の9・10月は防御率1.51、4勝0敗の好成績を残し、自身初の月間MVPも受賞した。
21年シーズンまで中日の投手コーチを務めていた阿波野秀幸氏は、小笠原について「どちらかというと『俺について来い』というタイプ。それが空回りしていた部分もあったんですけど、自分のボールに自信を持てた。そんなにコースに投げなくてもファールが取れる、そういうことが1年間で実証できたんじゃないですかね」と述べた。
また、野村弘樹氏は「正直言うと遅かったですよね。もっと早い時期に勝っていなきゃいけない投手だと思っている。7年目でやっと二桁勝利。今まで勝てなかったぶんを、来年以降は10勝を15勝近くにもっていかなきゃいけないピッチャー」だと話し、さらなる成長を期待した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』