リーグ三連覇、日本一奪還へ成長誓う
2017年のドラフト同期でもあるヤクルトの塩見泰隆外野手(29)と宮本丈内野手(27)が6日、同じく同期の村上宗隆内野手(22)、さらに青木宣親外野手(41)、丸山和郁外野手(23)と共に神宮外苑で合同自主トレーニングを行った。
昨季、リードオフマンとしてリーグ連覇に貢献した塩見は「(12月は)バットを持たずに体メインということで、体をトレーニングで鍛えるという期間にあてた」と言い、「体の状態も凄く良くて、また今年リーグ3連覇を目指してしっかりやっていかなきゃなという気持ちです」と、気を引き締めた。
自主トレのテーマとして挙げたのが「打」。「ずっと言っているのはトリプルスリーというところ。そこは最終目標。3割をしっかり目標にしてやっていきたい」と、昨季の打率.276からレベルアップを図り、今季は自身初の3割到達を目指す。
一方、宮本は「新しい気持ちで今日を迎えられた」と話し、12月のハワイでの優勝旅行から帰国したあと「トレーニングをメインに、あとはバッティングより守備をメインでやった」と、去年の秋季キャンプでは森岡良介コーチと共に守備面を鍛え、今後も継続していく。
「まずは3連覇。このチャンスをつかんで、その中でも中心になって優勝に貢献したい。数少ないチャンスだと思うので、自分の役割はいろいろあると思うんですけど、そこは一番大事にしながら、隙があればレギュラーを目指してやっていきたい」
勝負強い打撃でチームに貢献してきた宮本。内外野を守れる27歳は、今季さらなる飛躍を目指し、虎視眈々とレギュラーの座を狙っている。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)