今季は開幕戦からプレーできる状況だったが…
ドジャースは6日(日本時間7日)、DV禁止規定違反で出場停止中のトレバー・バウアー投手(31)を、メジャー出場の前提となる40人枠から外したと発表した。
バウアーは2012年にダイヤモンドバックスでメジャーデビュー。レッズ時代の2020年はコロナ禍により60試合に短縮されたシーズンながら、5勝4敗、防御率1.73の成績を残しサイ・ヤング賞に輝いた。2021年に3年総額1億200万ドル(当時約135億円)の大型契約でドジャースへ移籍。しかし、移籍初年度の2021年に性的暴行の疑いで調査を受け、同年6月にMLB機構から休職勧告が出され制限リスト入り。2022年4月に324試合の出場停止処分を科せられた。
昨年12月に出場停止処分が324試合から194試合に軽減。今季は開幕戦からプレーできる状況だったが、ドジャースは「バウアー氏の長い出場停止処分は妥当。慎重に検討した結果、彼はもう私たちの組織の一員ではない」と、サイ・ヤング賞右腕のリリースを決断。バウアーは「ドジャースの決定は残念だが、クラブハウスでの彼らのサポートには感謝している」と声明文を出した。
なお、残り2250万ドル(約30億円)の契約はドジャースが負担。バウアー加入を望むチームは、MLB最低保障年俸の72万ドル(約9500万円)で獲得できる。