ニュース 2023.01.08. 21:11

オリの3年目外野手、西武と楽天の2年目捕手など…2023年期待の若手【パ編】

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楽天・安田悠馬 (C)Kyodo News

身体能力抜群!チームメイトが認める鷹・野村勇


 第5回WBCが3月に控える野球界。新シーズンが始まる前に各球団のチーム状況を探りながら、活躍が期待される若手を球団ごとにピックアップ。今回はパ・リーグ編。

●オリックス:来田涼斗(外野手/高卒3年目)

 リーグ3連覇へ、今オフは西武からFAで森友哉を獲得。さらに、前カブスのシュウィンデルと契約するなど助っ人野手を総入れ替えしたが、やはりメジャーへ旅立った吉田正尚の穴は大きく攻撃面の不安は拭えない。日本一になった昨季も投手陣に依存する部分が大きく、チーム本塁打数はリーグワーストの89本。新加入選手だけではなく、既存戦力のレベルアップが求められる。

「ポスト吉田正」のひとりとして期待されるのが、3年目を迎える来田涼斗だ。明石商高時代から甲子園を沸かせたスケールの大きい左打者で、ルーキーイヤーの“プロ初打席初球本塁打”は記憶に新しい。2年目の昨季は一軍出場10試合で打率.130に終わったが、二軍戦ではチームトップの7本塁打をマーク。そのうちの4本は9月に放ったもので、勢いそのままに2023年はレギュラー奪取が期待される。

●ソフトバンク:野村勇(内野手/社会人出2年目)

 ルーキーイヤーの昨季は、途中出場がメインながらチーム3位の10本塁打&同4位の10盗塁をマーク。打率は.239だったものの、長打率は100打席以上を消化した選手の中でチーム1位の.489を記録した。規定打席には達していないもののOPSも.800と立派。チームメイトは「1年フルに出場すればトリプルスリーも狙える」と声を揃える。

 V奪還を目指すチームは今オフ、FAで近藤健介(前日本ハム)と嶺井博希(前DeNA)、さらに守護神候補としてオスナ(前ロッテ)を獲得するなど超大型補強を敢行。また、昨季は大ケガに泣いた栗原陵矢と上林誠知も戦列に戻ってくる。どのポジションもレギュラー争いは激戦必至。野村勇もまずは競争に勝ち抜くことが大前提となるが、そのポテンシャルの高さに疑いの余地はない。

●西武:古賀悠斗(捕手/大卒2年目)

 扇の要だった森友哉がオリックスへFA移籍。新たに一軍を指揮する松井稼頭央監督は捕手の日替わり起用を明言しており、新シーズンは現時点で社会人出4年目の柘植世那と大卒2年目の古賀悠斗がメイン起用されると予想される。

 森は2019年に首位打者に輝くなど攻撃面の貢献度も高かっただけに、後任のバッティングにも期待したいところ。古賀は昨季、二軍戦の25試合で打率.281、1本塁打、6打点、OPS.788をマーク。大学時代から打撃面の評価が高く、森同様「打てる捕手」になり得る素材だ。昨年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた牧野翔矢も打撃センスが光る捕手で、今年は育成での再出発となるが今後に期待大。ベテラン捕手の岡田雅利も含め、まずは捕手全員で森の穴を埋めていく。

長著しい若手のホープ!道産子左腕・根本


●楽天:安田悠馬(捕手/大卒2年目)

 1年目の昨季は豪快な打撃でキャンプ中の実戦から猛アピール。守備面でも首脳陣の信頼を勝ち取り、球団の新人捕手では史上初となる開幕スタメンに抜擢された。デビュー3戦目でプロ初本塁打を放つなど上々の滑り出しを見せたが、直後に新型コロナウイルスに感染し離脱。二軍戦でも左手人さし指を骨折するアクシデントにも見舞われ、ルーキーイヤーはわずか5試合の出場で打率.200、1本塁打、1打点の成績に終わった。

 チームは昨季、序盤戦に貯金を最大18積み上げ首位を快走していたが徐々に失速。最終的に借金2の4位に終わった。新シーズンへ向け、今オフは中日の主力だった阿部寿樹をトレードで、新外国人ではメジャー通算130本塁打の実績を持つ前ナショナルズのフランコを獲得。破壊力が増すであろう新打線に安田も加わり、近年蔓延している閉塞感を打破してほしいところだ。

●ロッテ:八木彬(投手/社会人出2年目)

 2022年はリーグ5位に沈み、5シーズン指揮してきた井口資仁監督が辞任。2023年は長らくチームの投手陣をマネジメントしてきた吉井理人氏が一軍を指揮することになった。そんな中、昨季終盤に抑えを務めたオスナ、主に8回を託されていたゲレーロが揃って退団。まずはブルペンの立て直しが急務となる。

 その中で期待したいのが2年目を迎える八木彬。150キロ超えの直球と鋭く沈むフォークを武器とするパワーピッチャーで、1年目の昨季は22試合(計22回1/3)に登板し0勝0敗、防御率3.63の成績を残した。今後、新たな助っ人を補強すると見られるが、近年は勝ちパターンを担った投手が単年で退団するケースが多く、願わくば既存の生え抜き投手が勝ちパターンに定着し、長年に渡って活躍してほしいところ。先発投手をリリーフに回すなど、吉井新監督の的確な投手運用にも期待がかかる。

●日本ハム:根本悠楓(投手/高卒3年目)

 苫小牧中央高出身の道産子左腕。2年目だった昨季はキャンプ中の実戦から好アピールを重ね、3月25日の開幕・ソフトバンク戦(PayPayドーム)でプロ初登板を果たした。その後は先発メインで起用され、5回2失点だった5月29日の巨人戦(札幌ドーム)でプロ初勝利をゲット。一軍では13試合(11先発)で3勝3敗、防御率2.52をマーク。二軍戦でも安定した成績を残しファームの優秀選手賞に選ばれた。

 新球場「エスコンフィールド北海道」が本拠地となる3年目は、先発にこだわりさらなる飛躍を目指す。オリックス・宮城大弥のような、しなやかな投球フォームが印象的な19歳。成長著しい若手のホープに期待が膨らむ。

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