先発ローテの一角として期待
阪神からポスティングでのメジャー移籍を目指していた藤浪晋太郎投手(28)の新天地はオークランド・アスレチックスに決まったようだ。MLB公式サイトが現地時間11日(日本時間12日)に1年契約での獲得を伝えている。
藤浪は大阪桐蔭高から2012年ドラフト1位で阪神に入団。1年目から3年連続2桁勝利を挙げるなど活躍し、順調にステップアップしていくかと思われたが、16年を最後に規定投球回に到達したシーズンはなし。投球フォームを崩し、19年には自身初めて一軍未勝利に終わった。
ここ3シーズンはリリーフへの配置転換も経験し、昨季16試合(66回2/3)の登板で防御率3.38、3勝5敗の成績。節目のプロ10年目を終えたタイミングで、夢のメジャーリーグに挑戦することになった。
アスレチックスは藤浪に先発ローテーションの一角を担う活躍を期待しているとのこと。今後メディカルチェックを経て、正式契約が発表される見込みだ。
NPB所属選手のポスティング移籍は、昨年末にオリックスからレッドソックスへ移籍した吉田正尚選手に続き史上24人目。投手では今オフにNPB復帰した有原航平投手(日本ハム⇒レンジャーズ⇒ソフトバンク)以来2年ぶり15人目となる。