福留氏から金言「常に野球を第一に」
NPBは12日、新人選手研修会をオンラインで開催。DeNAのドラフト1位ルーキー・松尾汐恩選手(18=大阪桐蔭高)が受講後のオンライン取材に応じた。
「まず色々なルールがあるので、しっかりと気をつけながら色々な知識をつけてやっていかなくてはいけないなと思いました」と高校生ルーキーらしく第一声。
特に「コミッショナーさんから『プロ野球選手になったからには、より自覚と責任を持つ』というところが自分の心に残りました」と引き締まった表情で答えた。
また、研修では昨季限りで現役を引退した元中日・福留孝介氏(45)がビデオ講義を実施。日米球界の第一線で活躍してきた福留氏から「毎日が野球になるので、常に野球を第一に考えて、今の時間を大切にする」とのアドバイスが送られ、松尾は「より今を大切にやっていかないといけないですし、頑張っていかないといけない」と決意した。
新人合同自主トレも11日で第1クールが終了。松尾は「第1クールに向けて自分も今まで作り上げてきたので、しっかりいいスタートが切れて、終えられたと思います」と充実感を漂わせ、「これからもどんどん上げて頑張っていきたいと思います。第1クールでも強度を上げて自分の最大限の力を出せるように」と意気込んだ。
谷繁元信氏以来34年ぶりとなる期待の高卒ドラ1キャッチャーは、プロ生活と同時に社会人としてのノウハウも心に刻み、スターへの階段を登っていく。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)