「彼の想いを叶えるために全力でサポートするつもり」
独立リーグ九州の熊本サラマンダーズは13日、今季限りでヤクルトを退団した中山翔太選手(26)の入団が内定したと発表した。
中山は履正社高から法政大を経て18年ドラフト2位でヤクルトに入団。ルーキーイヤーから背番号8を与えられ“きんに君”の愛称で親しまれるなど、強打の外野手候補として期待を寄せられていたが、5本塁打を放った1年目以降は年々出場機会を減らし、昨季は自身初の一軍出場なし。通算4シーズンで73試合に出場し、打率.256(156-40)、9本塁打、23打点の成績だった。
22年秋に戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトにも参加。NPB球団からの吉報は届かなかったが、今季は独立リーグを舞台に現役を続行することになった。
中山は「チームの連覇の為に一本でも多くホームランを打ち、勝利に導けるように頑張ります。NPBに返り咲くことができるよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します」と熊本球団を通じてコメント。
同球団の神田康範代表兼GMは「NPB復帰を本気で目指すために中山選手が火の国サラマンダーズを選んでくれて心から感謝していますし、チームとしても彼の想いを叶えるために全力でサポートするつもりです。先般入団した山口翔選手(前広島)と共にNPBへ送り返したいと思います」とNPB復帰を後押しすることを誓った。