真中氏「ストレートの力はトップクラス」
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』で解説陣が今季の展望を語り、近藤健介選手のFA移籍に伴う補償で日本ハムに加入した田中正義投手に言及した。
田中は創価高から創価大を経て、2016年のドラフト会議で日本ハムも含む5球団競合の末、ソフトバンクに1位入団。世代屈指の本格派右腕として活躍を期待されてきたが、昨季まで通算34試合(36回)にリリーフ登板し、0勝1敗2ホールド、防御率4.25の成績。度重なる故障に悩まされた影響もあり、一軍の舞台で才能を発揮しきれずにいた。
昨季は開幕ローテ入りが期待されていたなか、故障や新型コロナウイルスの影響で、わずか5試合の中継ぎ登板ではあったものの、防御率0点台と大器の片鱗を披露。ドラフト会議でも縁があった日本ハムに移り、覚醒とプロ初勝利が期待される。
真中氏は「去年は中継ぎ調整が多かったんですけど、本人は先発をしたいということで、先発をするんだったらソフトバンクにいるよりは日本ハムに行ったほうが自分の力を出しやすいと思う。本人にとって移籍は非常に良かった」と日本ハムへの移籍が田中のキャリアにとってプラスになると強調。
続けて、「もの凄い真っ直ぐを投げるので、あとは制球力ですね。細かいコントロールと変化球がしっかりまとまれば、ストレートの力はトップクラスのピッチャーですから。新天地に行ってどれだけ修正できるか」と制球力向上が新天地で活躍する上で鍵になると述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』