阿波野氏「順応力が前より良くなった」
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』で解説陣が今季の展望を語り、阪神からメジャーリーグのアスレチックスにポスティング移籍した藤浪晋太郎投手に言及した。
藤浪は12年ドラフト1位で阪神に入団すると、ルーキーイヤーから3年連続で2桁勝利をマーク。14勝(7敗)を挙げた15年は最多奪三振のタイトルに輝いた。
その後は制球難などで長い不振も経験。2年続けて開幕投手を務めた10年目の昨季は4月に新型コロナ感染で離脱したものの、後半戦は中継ぎでの登板機会が増え復活を印象づけた。ポスティングを経てアスレチックスと契約合意し、藤浪にとっては念願のメジャー挑戦となる。
阿波野秀幸氏は「契約年数とは別にして、この舞台で投げたいという気持ちは今の選手は強い。僕らもメジャーで投げる姿をみたいし。(藤浪は)ここ数年は苦しんでいる姿をよく見ていた。メジャーはどちらかというと細かいことを言わない指導法が多いので、上手くハマるといいなと思う」と語った。
藤浪の課題とされていた制球面が改善傾向にあることを問われた阿波野氏は「リリーフやったりとか、色んな場面で出てきて順応力が前より良くなったと思う。あとは作り方とか工夫していることが上手くいっている。ピッチャーってどこかしら、調子が悪いときは狙い過ぎることがある。(昨季は)その辺が大胆に行けた」と説明した。
同じく番組に出演した真中満氏も「ここ何年か制球に苦しんだんですけど、今年終盤から若干戻ってきて、評価が上がった。チャンス掴めれば、球速とかスライダーのキレとかは一品の投手。どこまでメジャーで発揮できるか。環境変わると、良くなる可能性も十分あるので、細かいこと気にしないで藤浪らしい投球をすれば楽しみ」と藤浪のメジャー挑戦に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』