真中氏「長野選手のように」
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』で解説陣が今季の展望を語り、番組に出演した巨人の阿波野秀幸コーチと、野球解説者の真中満氏が巨人のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾選手(18=高松商高)に言及した。
浅野は171センチと上背はないものの、86キロの堂々たる体格から繰り出す力強いスイングを武器に、高校通算68本塁打を放った世代No.1スラッガーの外野手。昨年夏の甲子園では、3本塁打を含む10打数7安打6打点と躍動し、侍ジャパンU18代表でも木製バットで一発を放つパワーを魅せた。その完成度の高さから、1年目から活躍を期待する声もある。
浅野の第一印象について、新人合同自主トレを視察した阿波野秀幸コーチは、「太ももの太さにびっくりした。本当にパワーが詰まっているような体格だと思います。チャンスに打ってもらうのが一番いいこと。コンスタントに打つというよりは、『今日は浅野の日だったね』という試合が多くなれば嬉しい」と共に戦うルーキーに期待を寄せた。
また、真中氏は「甲子園から見ていて、ちょっと小柄なんですけど、パンチ力とか体の強さを感じる選手。1年目、2年目から出てくるんじゃないですかね。あとはプロのスピードにいつ慣れてくるか。対応できれば能力は高いですし、スイッチヒッターだったということで本当に身体能力が高く楽しみなドラフト1位」と早々に台頭してくる可能性もあるとの見解を示した。
その上で、「ジャイアンツでいうと長野選手のように三拍子そろった選手になれば素晴らしいなと思う」と話し、5年ぶりに巨人へ復帰した長野久義が浅野の理想像だと述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』