新人合同自主トレは第4クールがスタート
ヤクルトの新人合同自主トレは20日、第4クールがスタート。前日の19日に25歳の誕生日を迎えたドラフト1位右腕の吉村貢司郎投手(25=東芝)が、2度目のブルペン投球を行った。
ミットの心地良い音が響いた。育成1位の橋本星哉捕手(22= 中央学院大)を立たせ、特徴的な「振り子投法」から持ち味であるストレートを投げ込んだ。時折カーブも交えながら、この日は38球を披露した。
2月の春季キャンプは一軍スタートが決定。高津臣吾監督は「初めてのキャンプですし、初めてのプロ野球なので、不慣れなこともたくさんあると思いますし、一番は自分のパフォーマンスをしっかり出してくれることを期待しています」と話しており、同じく一軍キャンプ参加が決まったドラフト5位の北村恵吾内野手(22=中央大)と共に、まずはプロの舞台に慣れていくことが先決だ。
そんな中でも「気持ちの面でもだいぶ落ち着いた感じで練習に取り組めているかなと思う」と話した吉村。ブルペンではマウンドの状態を確認したり、バランス良く投げられるようにイメージしたりと、「焦らずに良い感じで調整ができている」と頷いた。
「気も引き締まりました」という一軍キャンプスタート。開幕から先発ローテ入りが期待される背番号21がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみだ。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)