「皆さんが思っているような活躍をしてくれると信じています」
3月に開催される『カーネクスト 2023 ワールド・ベースボール・クラシック 東京プール』の侍ジャパン登録予定選手発表記者会見が26日に行われ、野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督が、出場予定メンバー全30人を発表した。
日系アメリカ人のラーズ・ヌートバー外野手(25=MLBカージナルス)も背番号23で日本代表の一員となることが決まり、指揮官は「肩の強さであったりとか、がむしゃらさであったりとか、1球1球一生懸命プレーする姿だったりとか。学び続ける姿勢を持って、あの若さでいろんなことを吸収してすぐに形にしてくれると僕は信じたので。皆さんが思っているような活躍をしてくれると信じています」と期待感を口にした。
日本人の母を持つヌートバーは、18年ドラフト8巡目(全体243位)でカージナルスと契約し、21年にメジャーデビュー。2年目の昨季は主に右翼手として108試合に出場し、球界最高峰の舞台で打率.228、14本塁打、4盗塁、OPS.788と、長打力もアピールした。
ただ、栗山監督が評価したのは身体能力や技術面だけでなく、その人柄だった。同日夜にTBS『news23』に出演すると、「ヌートバー選手、かわいいですよね。僕もヌートバー選手と直接話した時に、ものすごく良い子だし、純粋さとか、日本代表になりたい思いとか、すごい感じて…」とヌートバーの魅力について熱弁。「どういう選手かというのは見ていただいたらわかるので。必ずファンになると思います」と話した。
ヌートバーを含むメジャーリーガーの合流時期については未定だが、侍ジャパンは2月17日から宮崎で合宿をスタート。第2回大会以来14年ぶりの世界一奪回へ向けて、3月9日に中国との大会初戦を迎える。