ベイスターズの新旧「18」。三浦大輔監督と小園健太

◆ 2年連続で春季キャンプA班スタート

 長かったオフが終わり、迎えた球春到来。今年は西武を除く11球団が2月1日にキャンプインを迎えた。

 昨季の2位を経て、今年は頂点を見据える三浦ベイスターズは2月1日から沖縄・宜野湾でのキャンプをスタートさせている。

 一軍に相当する「A班」には、佐野恵太や牧秀悟、山﨑康晃といった主力選手に加えて、ドラフト1位ルーキーの松尾汐恩が高卒ルーキーとして唯一のメンバー入りを果たしたことが話題に。

 さらに投手では、2021年のドラ1・小園健太の名前も。小園は昨季一軍登板がなく、二軍でも3試合の登板に留まった。そんな中でもA班に抜擢されたというのは、今季に向けた期待の現れに他ならない。A班でキャンプを完走し、オープン戦を経ての開幕一軍入りを目指す。

◆ 一昨年は奥川に宮城、佐々木朗希が躍進

 一般的に「高卒2年目」のシーズンと言えば、まだ二軍で体づくりをする時期という見方もあるかもしれない。

 だが近年はトレーニング技術の進化などもあって、高卒2年目の投手たちがいきなり一軍で結果を残し、そのまま主力に定着するケースも増えてきている。

 昨季で言えば、中日・髙橋宏斗がブレイク。間隔を空けながらの登板ではあったものの、先発ローテーションに入って19試合で6勝(7敗)をマーク。奪三振率「10.34」は、100投球回以上を記録したセ・リーグの投手の中でトップという好成績だった。今春はWBCに挑む侍ジャパンメンバーにも選出されており、さらなる飛躍に期待がかかる。

 さらに2021年はヤクルト・奥川恭伸とオリックス・宮城大弥がチームを優勝に導き、ポストシーズンでも好投。ロッテの佐々木朗希も2人には及ばなかったが、11試合で3勝2敗、防御率2.27をマーク。翌年の飛躍につながる活躍を見せていた。

 また、髙橋や宮城、佐々木らとともに侍ジャパンのメンバーに選出された巨人・戸郷翔征も、高卒2年目の2020年に9勝を挙げてブレイク。毎年のように“高卒2年目投手”の躍進が続いているのだ。

 名前が挙がった選手たちは、決して1年目から一軍で結果を残していた選手ではない。1年目にプロ初勝利を挙げていたのは宮城と戸郷だけで、奥川は初登板で3回もたずにKO。髙橋は一軍登板がなく、佐々木に関しては二軍での登板もなかった。

 思い返して見ると、DeNAの指揮を執る三浦大輔監督も、ルーキーイヤーは一軍登板わずか1試合に終わった中、高卒2年目のシーズンにプロ初勝利を含む3勝を挙げて飛躍の下地を作った。

 番長が背負った“横浜ナンバー”の「18」を継承した小園も、同じように高卒2年目をキッカケにエースへの階段を登っていくことができるだろうか。

文=BASEBALLKING編集部

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