世界一を見据えWBC球で調整中
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した野球解説者の斎藤雅樹氏と平松政次氏が、侍ジャパンの一員としてWBCに出場する広島・栗林良吏投手に言及した。
栗林は開幕前に開催されるWBCへ向けて順調な仕上がりを見せている。春季キャンプ第2クール2日目の8日に行われた打撃練習に登板すると、打者14人に対して計45球。ストレート、カットボール、フォークなど全ての球種を織り交ぜながら投じた。WBC公式球への対応も順調だという。
WBC本大会でも守護神候補として名前が挙がる栗林。平松氏は「ストッパーというのは四球もよくないので、まずコントロール、これがいい。四球でピンチを招くことはほとんどない。回転の良いボール、コントロール、これがうまくいけば1イニングですから、そんなにバタつくことはない」と、制球面で屈指の安定感を誇る栗林について述べた。
また、斎藤氏は「リリーフの人が何年も連続で活躍するのはすごく大変なこと。去年2年連続30セーブして今年も大変だと思いますけど、真っ直ぐとフォークのコンビネーションで今年も頑張ってほしい」とコメント。WBCもあり調整が難しくなるシーズンだが、広島の絶対的守護神として今季もフル回転を期待した。
▼ 2022年・救援投球回30イニング以上の『WHIP』トップ10
1位 0.699 山﨑康晃(DeNA)
2位 0.727 阿部翔太(オリックス)
3位 0.755 ライデル・マルティネス(中日)
4位 0.765 栗林良吏(広島)
5位 0.774 松井裕樹(楽天)
6位 0.793 清水昇(ヤクルト)
7位 0.798 リバン・モイネロ(ソフトバンク)
8位 0.799 藤井皓哉(ソフトバンク)
9位 0.804 平野佳寿(オリックス)
10位 0.862 湯浅京己(阪神)
※WHIP=投手が1イニングに何人の出塁を許したかを表す指標。死球と失策は含まない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』