一塁塁上で安堵の表情
巨人は12日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で紅白戦を実施。紅組の「8番・中堅」でスタメン出場したドラフト1位ルーキー・浅野翔吾選手(18)が第2打席で嬉しい“プロ初安打”を放った。
前日に行われた紅白戦では内野ゴロ2つで凡退。この日も最初の打席は侍ジャパンのメンバーにも選出されている戸郷翔征の前に捕邪飛に終わっていたが、4回表の第2打席で見せ場が訪れる。
無死二塁の場面で2年目右腕・菊地大稀投手(23)と対峙すると、1ボールからの2球目の速球を迷いなくフルスイング。鋭いライナーはレフトの前で弾み、これが今春の実戦の初安打となった。
沸き上がるスタンドとベンチからの大きな声に、思わず一塁塁上で笑みを浮かべた18歳。キャンプ中の紅白戦という公式記録の残らない試合ではあるが、大きな注目を浴びる中でひとつ結果を残すことができたのは大きな前進。背番号51のさらなる活躍に期待したい。