侍ジャパン組も始動
ヤクルトは12日、ANA BALL PARK浦添で今キャンプ初となる練習試合を実施。DeNAを相手に14安打・10得点で快勝した。
開幕まで1カ月を切った『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』に出場する侍ジャパン組もこの日が初実戦。山田哲人は「1番・指名打者」、村上宗隆は「4番・三塁」でスタメン出場。ともに無安打だったが、内野スタンドを埋めた沖縄のファンの前で元気な姿を披露した。
また、同じく侍ジャパンメンバーの中村悠平は5回に山田の代打として途中出場。6回の第2打席で安打を放ち、3打数1安打だった。
試合は2回に武岡龍世の適時打で先制すると、5回には2四球と盗塁を絡めて二死二・三塁のチャンス。ここで5番に入った長岡秀樹がレフトへの2点適時打を放って突き放し、6回には元山飛優と内山壮真の適時打で5-0とリードを拡げた。
7回にも、ドラフト5位ルーキーの北村恵吾がレフトへ適時二塁打。続く丸山和郁もライトへ適時二塁打を放ってリードは7点に。トドメは8回一死一・二塁から赤羽由紘がレフトスタンドへの3ラン。今年最初の練習試合は10-1の大勝となった。
高津臣吾監督は試合後、「チームメイトの競争相手、ライバルに勝ちたいという気持ちはすごく伝わってきてますし、結果が出た出なかったに関係なく、そういうところがチーム力を上げていく大きな部分だと思っている」とコメント。
つづけて「選手同士はお互いを意識しながら、これからもキャンプを過ごしていけたら」とし、残りのキャンプ期間も若手の競争が続いていくことに期待を寄せた。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)