宇田川は1イニング三者凡退
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出されているオリックスの山本由伸投手、宮城大弥投手、宇田川優希投手が14日、紅白戦に登板しリレーを展開した。
白組で先発した山本は、新加入の森友哉、石川亮と1イニングずつバッテリーを組み、2回1安打無失点、無四球4奪三振と好投。初回二死から紅林弘太郎に右安打で出塁を許したものの、3つのアウト全てを三振で奪う上々の立ち上がりを見せ、2回は三者凡退と危なげない内容だった。
一方、3回から白組の2番手で登板した宮城は、3回一死から抜け球の四球で走者を背負うと、太田椋にバックスクリーン右へ本塁打を放り込まれ2失点。さらに二死後、紅林には内角速球を左翼ポール際へ運ばれ、2回2四球2被弾3失点。WBC球のコントロールに苦しむ場面も見られ、精彩を欠いた投球内容だった。
5回に白組3番手として登板した宇田川は、力強い速球とフォークのコンビネーションで1イニングを三者凡退。打撃好調な太田のバットをフォークで真っ二つに折るなど、順調な調整ぶりを示した。
3大会ぶり3度目のWBC制覇を目指す野球日本代表・侍ジャパンは、17日から宮崎で強化合宿をスタート。3月9日に大会初戦の中国戦を迎える。