柳田のバットをへし折る場面も
今季から先発に転向するソフトバンクの藤井皓哉投手が14日、紅白戦に先発登板し2回無失点と好投した。
初回、1番・三森大貴を見逃し三振に抑えると、続く2番・野村勇、3番・牧原大成も打ち取り、危なげなく三者凡退の立ち上がり。続く2回は2安打を打たれたものの、無失点に抑え、まずまずのピッチングを見せた。
柳田悠岐のバットをへし折るなど、昨季中継ぎで見せていた強く速いストレートは今季も健在。長いイニング投球をしてこのストレートの球威が落ちないのか、未知数な部分もあるが、この日のピッチングは首脳陣への好アピールとなっただろう。
藤井は、2014年におかやま山陽高校からドラフト4位で広島に入団。2018年にはプロ初勝利を挙げるなど活躍が期待されたが、2020年に戦力外通告を受け広島を退団。その後、独立リーグの高知ファイティングドッグスを経て、ソフトバンクに育成契約で入団。2022年に支配下登録され、同年に中継ぎとして55試合に登板し、5勝1敗、防御率1.12 と大活躍をみせた。
ソフトバンク加入2年目の今季は、先発に転向し、更なる飛躍が期待されている。