「もう日本でやり残したことはないだろう」
オリックスの山本由伸投手が今シーズン終了後MLBに移籍する可能性について、『ニューヨーク・ポスト』のジョエル・シャーマン記者は8日(日本時間9日)、「オリックスがポスティングを容認すれば、凄まじい入札競争になる」と伝えた。
2年連続で沢村賞を受賞した山本について、常に同じ腕の動作で投球をできることや、5つの球種を自由自在に操れること。特にスプリットとカーブはワールドクラスで、97〜99マイル(156キロ〜159キロ)の速球も投げることを挙げ、「もう日本でやり残したことはないだろう」とMLBのスカウトのコメントを紹介。
また、MLBでは今年から時間短縮を目的としてピッチ・クロックが導入されるが、投球間隔が短いことも高く評価。今年からメッツでプレーする千賀滉大投手よりも「ワンランク上だと思う」と語ったことを伝えた。
さらに記事では、ヤクルト・村上宗隆選手についても言及があり、MLBのスカウトのコメントとして「まだ22歳にも関わらず、彼ほどのスイングパワーを持った選手は今まで日本にいなかったのではないか」と評価。
村上がMLBでプレーすることを念頭にヤクルトと今年から新たに3年契約を結んだことにも触れ、アメリカでもすでに高い評価を受けていることを伝えた。