主将は任命せず“全員キャプテン”
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表・侍ジャパンの強化合宿が17日に宮崎県でスタートした。
侍ジャパンの姿を一目見ようと集まった観衆は1万8541人。メイングラウンドでのプレーのみならず、グラウンド間を移動する選手にもエールと歓声が起こる熱狂ぶりだった。
チームを指揮する栗山英樹監督は、「朝早くから野球場に足を運ぶ姿を見させてもらって感動しちゃって、野球があってみなさんが楽しみにしていただけるのは本当にありがたいなと思ったし、その思いに応えるのは勝つしかないのでね、そういうことを胸に刻んで朝(球場に)入りました」とファンへの感謝とともに決意。
ダルビッシュ有投手を除くメジャーリーガー4人の参加は叶わなかったが、「とにかく皆が元気に明るく楽しそうに野球ができる喜びを表現してほしいと思っていたので、そういう意味ではすごくいい1日目だったと思います」と合宿初日を振り返った。
また、今回の代表チームにはキャプテンを置かない方針を示し、「全員俺がキャプテンだと思えばプレーの仕方が変わる。全員が行動し、全員が引っ張ってもらいたい」と、信頼を寄せるナインへ向けて、あらためて日本代表選手としての自覚を求めた。