近年の故障歴がネックになったとみられる
3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表の最終登録選手30人に入っていたドジャースのクレイトン・カーショー投手(34)が、出場を取りやめることになったと複数の米メディアが17日(日本時間18日)に伝えた。
米紙USAトゥデーは、大会出場に向けて契約する保険の問題で折り合いがつかなかったと説明。左腕は3度のサイ・ヤング賞受賞を誇るなど通算197勝を挙げているが、2021年に左前腕、昨季は腰痛で長期離脱しており、近年の故障歴がネックになったとみられる。
日本時間18日にWBC日本代表のキャンプを視察したドジャースのアンドリュー・フリードマン球団社長は、「球団としてはもちろんプレーしていいという意向だったんですけど、いろいろと事情があり、辞退しなきゃいけないということになりました。ドジャースのスプリングトレーニングには参加します」と話した。
すでにキャンプインし、順調に調整していたとみられるカーショーは「とても残念。出場したかった」とコメント。米国は同じ先発左腕のコルテス(ヤンキース)も右太もも痛のため出場辞退を発表しており、大会本番前に思わぬ誤算が続いている。