多彩な変化球を駆使し打者を翻弄
今季は先発で勝負する平良海馬投手(23)が18日、今キャンプ初の紅白戦に先発登板し、2回1安打無失点、4奪三振の快投を披露した。
初回、先頭の新外国人・ペイトンを2球で一ゴロ斬り。2番のドラ6・児玉に左前打を許したが、3番・外崎は見逃しでの三振併殺に仕留め、初回をテンポ良く12球で終えた。2回は先頭の新外国人・マキノンをカーブ2球で簡単に追い込み、最後は低めの変化球を振らせ空振り三振。続く陽川もフルカウント後のスライダーで空振り三振に仕留めると、最後は6番・川越を速球で見逃し三振に仕留め4者連続三振をマークした。
今季初実戦は2回28球、1安打無失点、4奪三振無失点の内容で降板。この日は緩い変化球を効果的に使うなど、多彩な球種を駆使し快調にアウトを重ねた。
平良は入団2年目からリリーフとして活躍し、昨季は最優秀中継ぎ賞に輝くなど、ここまで203試合に登板し7勝31セーブ94ホールド、防御率1.66を記録。昨季終了後に先発挑戦を直訴し、今キャンプはスターターとして順調に調整を進めている。