直球、変化球を交えて31球
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)野球日本代表の左腕・今永昇太(DeNA)が18日、ブルペンで直球と変化球を交えて31球を投げ込んだ。
今永は「少し曲がり球が苦労したんですけど、真っすぐとチェンジアップはリリースも似ているので、あまりボールの影響も感じずに投げられているかなと思います」と、初のブルペン投球で手応えを得た様子だった。
捕手の大城卓三(巨人)を相手に初めて投げ込んだ今永は「大城さん、めちゃめちゃ投げやすいです。僕も投げてみたいキャッチャーではあったので、構えも大きいですし、体も大きいですし、フレーミングも上手ですし、テレビで見てたキャッチングだなと思いました」と、充実感を漂わせた。
今永の球を受けた大城も「非常に真っすぐも強く、いい球がきていた。変化球も良かった」と話した。
侍ジャパンでは先発や中継ぎ、あらゆる場面でマウンドに上がる可能性があるが、「最後にチームが1点でも勝っていればいいので、自分自身が仮に失点したとしても、流れを渡しきらなかったりとか、最後勝ちきれれば問題ない」と言い切った。
背番号21は「そのためにフィジカルもメンタルも準備していきたいと思います」と、言葉に力を込めた。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)