「大事な時期に離れて合宿に参加させてもらっているので…」
野球日本代表・侍ジャパンの伊藤大海(日本ハム)が代表合宿2日目の18日、ブルペンで35球を投げ込んだ。
初のブルペン投球となった伊藤のテーマは、「試合に向けた強いボール」だ。「両サイドにダルビッシュさんと今永さんに挟まれて、2人に引き出させてもらいながら、うまいこと投げられたので良かったと思います」と話した。
「憧れ」というダルビッシュについて、伊藤は「僕の選手としての理想像というか、そこを目指している。そこを超えていきたいという思いも強いですし、この(キャンプ)期間でいろんなことを聞いて吸収していきたい」と話した。
次のステップについては、「ある程度ボールは扱えているんですけど、カーブがちょっと抜けているというか、いつもと違う感じがあるので、そこはいろんな選手に意見を聞きながら、いい方にいくようにご意見聞きながら、残りの時間過ごしていけたら」と、この合宿期間を有意義な時間にしていくつもりだ。
さらに「チームの大事な時期に離れて合宿に参加させてもらっているので、そこは両方のことを考えなきゃいけないと思いますし、もちろん世界一を目指していく中で戦っていって、チームに戻って還元できるようにいろんなことを僕も勉強したいですし、密度の濃い時間にしていけたらなと思っています」と意気込んだ。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)