ダルビッシュからは「スライダーが良くなっていると」
侍ジャパンの佐々木朗希投手(ロッテ)は19日、今回の合宿では初めてとなるブルペン投球を実施。計測機器「トラックマン」で球質を確認しながら、変化球を交えて37球を投げ込んだ。
練習後、取材に応じた右腕は「後ろにたくさんの人がおられた中で、すごく力が入って緊張したんですけど、どうにか30球程度投げることができて良かったなと思います」と感想を吐露。
「スライダーをしっかり投げられるように」と掲げていたテーマに関しても、投球後にダルビッシュ有から「スライダーが良くなっていると言ってもらえました」と明かしたように、「感覚的なところで、聞いたことをうまく自分のものにできている」とコメント。周囲からのアドバイスも活かしながら、WBC公式球への順応も含めて順調に歩むことができているようだ。
今後については、「自分の持っている球の精度や、打者に投げる感覚」を意識して取り組みたい事に挙げ、「捕手や周りを守る野手も違うので、景色が変わった中でも自分の投球ができるようにやっていきたい」と意気込みを述べる。
プロ4年目のシーズンの前にやってくる大舞台。注目を浴びながらも例年以上に早い仕上げが求められるなか、「良い時・悪い時がもちろんありますが、少しずつは良くなっているかなと思います」と、ここまでは着実にステップを踏んできた。
この後に控える実戦、そして3月8日に開幕する本番ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。“令和の怪物”のWBCデビューが待ち遠しい。