山本ならではの感覚「自分には到底理解できないところがあると思う」
野球日本代表・侍ジャパンの山本由伸投手(オリックス)が19日、代表合宿では初めてブルペン入りした。
オリックスの春季キャンプでも話題になった左脚をスライドさせるように踏み出す“新フォーム”で、変化球を交えて36球を投げ込んだ。
捕手後方のネット裏から投球を見学したダルビッシュは、山本のフォーム改造について「基本的、根本的には以前のフォームと変わらないことをしている。見た目はトリッキーというか、違うことをしているように見えますけど、ある部分の動作を切り取っているだけなので。体重移動の部分では一緒のことをしていると思うし、自分としては問題ないというか、特に大きな変化は感じないですけど」と印象を語った。
ともに球界トップクラスの投手ではあるものの、ダルビッシュは今回の“フォーム改造”に山本ならではの感覚があると強調。2年連続4冠に輝きながら、さらなるレベルアップを図る山本の探究心を称えた。
「山本投手は自分の体のことをわかってますし、どういう感覚で投げたいというのをわかっている選手なので、自分には到底理解できないところがあると思いますけど、ちゃんと理由があると思いますね」
「山本投手でないとなかなかできないことだと思います。ただあれだけ成績を残している中で、見た目だけですけど、大きく変化をつけるというのは大事なことなので、素晴らしいと思います」