有事に備えプレーの幅広げるスラッガー
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)野球日本代表・侍ジャパンの岡本和真選手(巨人)が21日、守備練習で左翼のポジションについた。
第1クールでは村上宗隆選手(ヤクルト)と三塁、山川穂高選手(西武)と一塁に入っていた岡本。左翼に入るのは今キャンプ4日目にして初だった。
栗山英樹監督は「俺は最初のうちは言ってないんだけど、もともと実は自主トレの時から、(外野の可能性を)電話で伝える前に、外野守ってくれてたよ和真は」と、自ら有事に備えていた岡本の姿勢を評価。
「無理はさせないけど、出来るところはできるし、自分で準備してくれているので、こちらの胸に刺さっているし、本当にありがたい。今日も一生懸命外野でやっていたので、『無理しないでね。できる範囲でやってね』ということは伝えた」
日本球界トップクラスの打力を誇る岡本が内外野の複数ポジションを守れるとなれば、外野手勢に万が一の事があった際にも、選手起用の幅がぐっと広がる。
ユーティリティさをあらためて示した岡本は、「今日はレフトに入って、ということだったので入りましたけど、またファーストに入れとなるかもしれないですし、サードになるかもしれないので、しっかり準備だけはしたいなと思います」と頼もしかった。