「そろそろ許してもらえたら……」というお願いも?
オリックスのマーウィン・ゴンザレス選手(33)が22日、宮崎でキャンプを行うチームに合流。入団会見が行われた。
ゴンザレスはベネズエラ出身、右投両打の内野手。メジャーでは通算1139試合に出場し、打率.252・本塁打107・打点415という成績を残している。
登録は内野手だが、本人はアピールポイントとして「いろいろなポジションを守れるのが強み」と語っており、「グラブは①一塁用、②二塁・遊撃用、③三塁用、④外野用、⑤練習用の5つを毎日持ち歩いています」とのこと。
「小さい頃は遊撃にこだわりを持っていましたが、プロになってからは監督が行けというところで守れるように、準備をしてどこでも守りたい」とし、日本でもユーティリティー性の高さをアピールしていくという。
日本の投手の印象については、「メジャーに来る日本人投手は球種が多く、制球もものすごく良い印象。日本の投手はレベルが高い」とコメント。
そんな中、アストロズ時代の2013年に当時レンジャーズのダルビッシュ有と対決した際、9回二死の土壇場で完全試合の偉業を阻止した過去についても聞かれると、「そこのところは自分でも気にしている部分。僕のことを嫌いで、叩かれるんじゃないかなと。もう10年も前のことなので、そろそろ許してもらえたら……」と笑いながら本音を吐露。
メジャー挑戦のため退団した吉田正尚の穴を埋める中軸候補として、ここから約1カ月で首脳陣の心を掴むことができるか。“マーゴ”の新天地での戦いがはじまった。