カブスPO進出は鈴木の活躍次第
『MLB公式』のトーマス・ハリガン記者は21日(日本時間22日)、現時点でPO進出の確率が低い9球団をピックアップし、その理由やPO進出に必要不可欠なことを報じた。
データ情報サイト『ファングラフス』が発表した各球団のPO進出予想では、ヤンキース、パドレス、アストロズが80%を超え、ブレーブスは92.4%と予想。一方で今回ピックアップされた9球団のPO進出予想は8.4%〜40.7%と低い確率となっており、カブスのPO進出予想も8.4%と低い。
2022年のカブスの成績は74勝88敗。守備は格段に向上し、ローテーションも予想以上に良くなっているかもしれないが、正捕手のウィルソン・コントレラスがFAで同じナ・リーグ中地区のカージナルスに移籍したことや、今オフ補強した選手の勝利貢献度を表すWAR(Wins Above Replacement)も高くはない。
カブスのPO進出の可能性についてハリガン記者は「どれだけ打てるかにかかっている」とし、今季ドジャースから移籍してきた2019年ナ・リーグMVPのコディー・ベリンジャー外野手と鈴木の2名が「カブス打線をポストシーズン級に引き上げることが必要不可欠だ」と報じた。
鈴木はオフに肉体改造を行いパワーアップ。アリゾナ州のキャンプでも順調に調整を重ねている。ハリガン記者は「鈴木が日本で見せていたようなオールスター級の活躍をすれば、カブスは意外な優勝候補になるかもしれない」と締めくくった。
今シーズンのカブス打線のキーマンとして鈴木の活躍に期待したい。