ヤンキースが僕にとって最優先
『FOXスポーツ』電子版は21日(日本時間22日)、アーロン・ジャッジ選手(ヤンキース)のWBC欠場の理由を、本人やアーロン・ブーン監督への取材と共に報じた。
ジャッジは「国を代表してプレーするのは名誉なことだ」とした上で、「私にとって大事な目標は、ヤンキースにWS優勝のトロフィーを持ち帰ること。特に9年契約を結んだ今、ヤンキースが僕にとって最優先だ」と『FOXスポーツ』の取材に対し語った。
また、ブーン監督への取材では、ジャッジがこの6週間の大半をフロリダ州のキャンプ地のヤンキース関連施設で若い選手たちと一緒に汗にまみれてトレーニングや指導をしていることが判明。
これに対してジャッジは「ヤンキースのキャンプで若い選手たちが快適に過ごせるよう十分な存在感を示す責任があると感じている」と『FOXスポーツ』は報じている。
ジャッジがWBC参加を辞退したことについて、ディーシャ・ソーサー記者は「ジャッジはキャプテンとして、より深いレベルで選手を知りたいと考えている。それが、優先順位として高くなったからではないか」と語った。
ヤンキースではWBC出場に関して完全に選手の判断に委ねており、今大会もヤンキースからグレイバー・トーレス、カイル・ヒガシオカ、ジョナサン・ロアイシガの3人がWBCに参加。2017年のWBCに参加したジャンカルロ・スタントンは、今大会は不参加となった。
ジャッジは昨年ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ち、ア・リーグMVPに輝いた。オフにはヤンキースと新たに9年3億6000万ドル(約486億円)の契約を締結。デレク・ジーター以来となる第16代キャプテンにも就任している。
次回以降のWBC出場に関しても、ジャッジは「もしかしたら4年後、またチャンスがあるかもしれないが、今の僕にとってはヤンキースが一番重要だ」と語った。